日本宇宙飛行士の日

12月2日は日本人が初めて宇宙飛行した日です。
 平成2年(1990年)12月2日、当時民間テレビ局の社員であった秋山 豊寛(あきやま とよひろ)記者を乗せたソ連(現在のロシア)のソユーズTM11号が打ち上げられ、日本人初の宇宙飛行に成功しました。また、平成4年(1992年)9月には、毛利衛宇宙飛行士が、日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立ち、以降、日本人宇宙飛行士が数多くの実績を残してきました。

 ところで、宇宙開発にかかるお金はどれくらいなのか、みなさんはご存じでしょうか。

 総務省統計局の科学技術研究調査結果によると、平成28年度に宇宙開発に使われた研究費は約2702億円となっています。東京スカイツリーの建設費がおよそ400億円ですから、それと比べるととても大きな額に見えますが、ライフサイエンス(3兆317億円)や情報通信分野(2兆1680億円)と比較するとその1割程度にすぎず、研究費全体(18兆4326億円)に占める割合はわずか1.5%です。(これらの費用には研究機関だけでなく、企業や大学などの研究費も含まれています)